我々を支えてくださる皆様へ!

大谷田就労支援センターの支援の考え方や普段の様子を載せていきます!

名もなき支援者連絡ノート 日記

2014年09月19日 新しい仕事はじめました

今年の4月から、新しく洗濯の仕事を始めました。数か月やってきて、だいぶ注文も安定してきています。作業は毎日行います。今後、注文数が増えてほしいと願っています。

作業風景1作業風景2

2014年09月29日 共に歩んでいくこと

先日はお忙しいところお時間をいただきありがとうございました。色々と意見も言っていただきありがとうございます。今後も継続して話し合いの場を設けていきたいと考えています。

ご本人の働くこと、生活すること、社会の中で生きていくことを支えることについては、様々な人の手助けや、援助が必要になると思います。その中で支援者とご家庭という関係性も構築していく必要があると考えています。

我々は仕事の支援をする中で、生活面での課題に気づかされることが多くあります。例えば、材料の購入の買い出しにいっていただくときに、お金のやり取りができなかったということもあります。また就職を目指していくのに、電車やバスを日常的に使っていないということもあります。 ご本人が長く働いていくためには、生活の安定が必須になります。生活が安定していないと仕事にも集中できませんし、生活面での経験が仕事に活かされることが多いので、生活面での経験が重要になります。

我々は仕事の支援も生活面の支援も行っていますが、日常的に生活を支えていっているのはご家族になりますので、ご家族のご協力なしには仕事の基盤は成り立ちません。そのうえで、ご家庭でできないことを我々はご本人に経験いただいたり、覚えていただいたりしています。ご本人が社会の中で生きていく上で、それぞれの役割を持って支えていくことが大切です。

だいぶ昔の話ですが、ご家族が大谷田でのご本人の仕事のやり方まで、ご家庭内で話をして、ご家族が具体的な仕事の仕方まで指示していることがありました。仕事内容をみたことがないので、曖昧なまま伝えられており、更には大谷田とご家庭とで言われていることが違っているので、ご本人も混乱されていました。ご本人にとっては、職場のことは職場で、家庭のことは家庭で、まず話し合っていくべきだと思います。 ご本人のためにと思って、互いに伝えることが、支援者やご家族の都合だけで考えて一方的に伝えてしまうと、単なる要求のみの話になってしまいます。ご本人が実現したい働き方や、暮らし方をお互いが共有して話し合っていきたいと思います。

支援者とご家族とは、ご本人を支えていくのにともに歩んでいくものとしていければと考えます。ご家族の方の中には、福祉施設に子どもを預けているので、お願いをするのにも気が引けてしまうという考えを持っている方もいらっしゃいます。 私としては、お預かりしている感覚ではなく、ご本人と一緒に仕事を行い、一緒の目標に向かって取り組んでいく仲間・同僚と考えています。ご本人と一緒に成長していきたいと思っています。

そのため、ご本人にとっていいことは、ご家族の皆様ともお互いに積極的に取り組んでいきたいですし、お互いの意見や考えを協力していければと思います。大谷田の考え方や取り組み方をご理解いただき、ご本人を見守っていただければと思います。ご本人の生活上必要なことであれば、我々もご協力させていただきますし、必要なサービスに繋げていくこともいたします。

ご本人を支え続けていくためにともに歩んでいきたいです。