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名もなき支援者連絡ノート 日記

2012年01月26日 これからの生活

ご連絡ありがとうございます。ご本人が自己管理ができないなど、生活の課題が幾つか出てきているのですね。どうやって対応すれば良いか難しいです、すごく困っていらっしゃるのですよね。一緒に考えさせてください。

生活面の課題といっても、多種多様で、あげたらきりがないくらいケースがありますし、その人の経験や障がい状況、置かれている環境によって全く関わり方が変わってきますので難しいところです。ある場合は成功しても、その事例を他の人に行えば成功するものでもありません。

まず、課題については、金銭管理、買い物、食事、衣類管理、整容(身なりを整えること)、時間管理、安全管理、外出などあります。そして、一旦これらのことが習得しても継続しないこともあります。ここでそれぞれの課題についてできているできていないことをあげて、それについて対応することを考えるのではありません。

まず最初に考えることは、ご本人の最終的な目標を決めていただきたいと思います。これはほとんどの方に共通すると思いますが、「将来一人で生活していく」「将来周りの人の協力を得ながら生きていく」となると思います。抽象的になりますが、先ずはそのことを、ご家族の方・ご本人が理解して自覚していただく必要があります。このことを考えないで、その場その場の対応をしていても結局は続かなくなってしまいます。具体的なイメージはしづらいと思いますし、自ら、自分はどのような生活をしていくかと考えるのは難しいと思います。一緒に考えていくこと、必要性に気付いていくことが最も求められる条件となります。

このような目標を具体的に実現することを考えていかなければなりません。ここでいつまでに何をするという具体的なイメージを持つことが重要です。例えば10年後に一人暮らしをするようになる、とか、5年後にグループホームで暮らすとかで良いと思います。さらにそのためには、ご本人のスキル(生活の能力)、経験、経済面などの状況を、今現在どの程度理解できて、どの程度実践できているかを確認していく必要があります。その上で目標をかなえるために習得しなければならないことを上げてまとめていきます。

ここまで把握をした段階で、目標を達成するためには何をどの段階でどの様な順番で習得していくかを決めていかなければなりません。これらは複数あり、一度にはできません。ご本人のペースや許容量(どの程度一度に覚えていけるか)を把握し、これらを総合的に考え、一定の期間でどうやって、実践していくかを考えていくことになります。

まとめますと、
 ①ご本人の最終的な目標を考える。(なぜ必要かということを理解することが重要)
 ②目標に対して具体的なイメージを持つ。(経験者の話を聞くことや、グループホームなどを見学するのも良いと思います)
 ③ご本人の現在の状態を確認する。(理解度、実践できていることの把握:生活の能力、経験、経済面など)
 ④目標をかなえるために習得すべきことをまとめる。
 ⑤何をどの段階でどの順番で習得していくかを決める。
 ⑥ご本人のペースや許容量を把握し、一定の期間でどうやって実践していくかを考える。
 ⑦これらの検討した内容を具体的に行っていく。
ことになります。

だいぶ長くなってしまいました。具体的な内容については、また順を追ってお話しをさせていただきます。