我々を支えてくださる皆様へ!

大谷田就労支援センターの支援の考え方や普段の様子を載せていきます!

名もなき支援者連絡ノート 日記

2011年12月20日 交流会

先日、今まで就労移行支援事業から就職されたり、他の施設に移動されたOBと在籍者の方々にお集まりいただき、交流会を開きました。前半は、これまで就職された方々の体験談や仕事の話を行い、その後場所を移動して、食事会を行いました。

食事会-その1前半の話し合いでは、これまで就職されたほとんどの方々に集まっていただきました。就職できるまでの就職活動が大変だった話や、今の仕事を覚えるまでの苦労話、自分の働いている会社の状況、就職後給料が上がったこと、仕事に対する責任感の考え方などの話をしていただきました。就職された方も他の人の仕事の話を聞いて、相手の新たな一面を知り、真剣に話を聞いていました。在籍者の方々も、今自分たちが行っている活動や実習などがどのように結びついたかの話が聴くことができて満足されていました。またお互いに質問や共感をしながらも、わきあいあいと話がはずみ、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

後半は、サンシャインホテルのビュッフェでみなさんで食事をしました。それまで話をして新たにお互いを知ることができ、会話も弾みながら楽しく食事ができました。

食事会-その2交流会では、これまで就労移行に在籍いただき、様々な訓練を行い、大谷田を巣立っていった方々が久しぶりに会える場面です。それぞれ皆さんが、1年、2年とたって、成長をしていることに気付くことができる場面でもありました。

我々の関わりについては直ぐに成果のでないこともありますが、焦らず地道にご本人と向き合ったことが、数年経ってみて、「ああ、あの時のこと今でもやってくれているんだ・・・。」と思えることが嬉しく感じます。今すぐに結果のでることなど少ないですね。数年後に成長して、変わったなぁと気付くことがほとんどです。

食事会-その3久しぶりに元気な姿が見ることができ、皆が楽しめたのでよかったです。また、次回会う時を楽しみにして、日々の業務に励みたいと思います。

2011年12月05日 岐路

貴重なご意見ありがとうございます。そうですね。大谷田就労支援センターをよく知っていないと、入所先を選ぶ時に、本当にできるのか自信が持てないですよね。また学校側から伝えられるイメージというのもありますね。

ここ数年、大谷田への入所希望の方の特性も様変わりしています。私自身は障がいをみるのではなく、一人ひとりの人間性や特性を捉えて、ご本人(ご家族)のニーズに応えていきたいと考えております。

○○様のおっしゃるとおり、大谷田就労支援センター=「パソコン」とか「仕事が厳しい」とかイメージを持たれているのも強く感じてはいますが、私としては、その人それぞれの特性や成長にあわせて関わっていきたいと思ってるので、そのイメージで捉えられてしまうことと現状の在籍者とのギャップにジレンマを感じております。

訓練・就労・B型・就職私自身も現在のシステムの中で、就労移行とB型を行っていますと、就職を目指す方やB型に通うことが目的の方、高い工賃を目指す方、将来のために仕事を通して訓練をする方などのニーズに対して、よりバリエーションのあるサービスを提供することに様々な葛藤を抱えながら日々仕事をしているのも事実です。「仕事」をテーマにしている施設であっても、入所を希望する方の一人ひとりのニーズに合わせた施設づくりができればと考えております。そのためには定員枠の解消や、仕事の項目や内容の充実、支援者の質の向上がまだまだ必要と感じております。

お子さんが大谷田就労支援センターに入って本当に仕事についていくことができるのかが心配になりますね。ご安心下さい。我々は仕事といっても、1から10まで一人で完結することを目的としていません。1でも2でも一人でできることを作り上げ、ご本人がやりがいや何かに役立っていることを実感できるよう、仕事を切り出し・工夫し・興味が持てるように支援させていただきたいと思っています。見学時に作業の様子を見ると、皆さん仕事ができているという印象を持たれていますが、ほとんどの方は分業して作業を行っています。どのレベルの方でも必ず向いている仕事があります。

これまで、たくさんお話しをさせていただきましたが、今この時が、今後のお子さんの人生の岐路に立っていると思います。確かにおっしゃるとおり入る施設によって変わってしまう可能性はあります。「将来の目標をもつ」「失敗を通して成長すること」「一緒に選択していくこと」などをふまえて、ご本人が一歩一歩成長することのお手伝いをさせていただければと考えております。施設を選ぶことで悩むことにきりはありませんが、当施設でお子様の可能性を引き伸ばす機会を考えてみてはいかがでしょうか。