我々を支えてくださる皆様へ!

大谷田就労支援センターの支援の考え方や普段の様子を載せていきます!

名もなき支援者連絡ノート 日記

2011年10月25日 名もなき支援者としてあるべきこと・・・その1

お忙しい中、色々とご指導ありがとうございました。センターの皆さんと一緒に働くことで我々も色々と勉強させていただいております。

私事で申し訳ないのですが、私自身は以前、違う業界で働いていました。この福祉の業界に入った時は凄くギャップを感じました。このギャップとは、施設だからとかではなく、「働き方」にギャップを感じました。本来「仕事」というものは相手があって、その相手の要望に応えていくものなのに、全く相手のことを考えず、自らの都合のみで仕事をする人がいることに驚かされました。「相手のことを考えられない人が、自分の将来を本当に考えられるのか?」と疑問を感じました。それ以来、大谷田では皆さんに常に相手のことを考えていこうと伝え続けてきました。それが、いつか自分自身で歩んでいく時に、役に立つと信じてきたからです。もちろん自分自身でできない人に対しては、配慮やどのようにしたらできるかを一緒に考える必要があります。

作業風景~その1~そうして自分たちが成長して社会の中で様々な人と共生していけるようになればと考えます。しかし現実として受け入れるべき社会全体がそうなってはいません。そういう社会に対して働きかけていくのが我々の仕事でもあります。社会に対して働きかけるべき我々がまずメンバーと共に働き、共に成長するべきだと考えています。我々自身がメンバーのニーズを汲み取り、必要な手立てや援助を考え、自分で仕事ができるように関わっていくことが求められます。日常の関わりの中で、ご本人が課題や目標に対してうまく行かない時も多々あります。でもそれは、支援者自身の課題なんです。どうやってその課題に向き合っていくか、ご本人を通して問われているのです。その課題を自分の課題と思えなかったり、ご本人のせいにして、問題から遠ざかったりすることはできません。我々が見本となったり、支えになったり、一緒に解決していったりすることで、お互いが成長することができるのです。

共に歩んでいくことが必要なのです。そしてこのように働くことを通して一人ひとりが必要な手助けを受けながら、自らの手で生活していただければと思っています。

2011年10月25日 名もなき支援者としてあるべきこと・・・その2

更に、同じ支援者としても同じくギャップを感じることがありました。同じように自らの都合のみで仕事をする人がいました。自分の好き嫌いで仕事をしたり、障がいのある方を守るべき対象としか捉えていなかったり、子ども扱いしたりする人もいました。

様々な取り組みや支援の知識の習得、経験を積むことで、大谷田も大きく成長してきました。それでも、仕事の忙しさに追われてしまったり、納品や売上ばかり意識してしまったり、その人に仕事ができないと決めつけてしまったり、訓練の目的を吟味できなかったりして、目先のことばかりにとらわれて、障がいのある方への支援を軽んじたり、後回しにしてしまうことがあります。

我々支援者としての本来の目的を忘れてはいけないのです。自己満足のために仕事をしているのではありません。

以前に就職されたある方の話をさせていただきます。B型に在籍されていましたが、自分はどうしてももう一度働きたいという熱意をもって、就労移行で訓練をされた方です。工賃はいらないので、訓練をして、会社で働きたいと強い決意を持って取り組んでいらっしゃいました。

数ヶ月間、仕事の訓練と会社の面接、会社へのアプローチを繰り返しました。すべてうまくいきませんでした。断られる理由が、年齢と、障がいのこと(記憶の障害のある方でした)でした。あまりに毎回毎回同じ理由なので、正直私自身が諦めかけてしまいました。今思ってもすごく恥ずかしく情けないことです。

作業風景~その2~でもその方は全く諦めずに、それでも仕事がしたいと強い情熱を持って言い続けてくれました。自分ではできないことがあるからと、私の支援を強く望んでいただけました。その方の想いを受け、私も諦めずにチャレンジしようと、再度同じ情熱を持つことができました。そしてある会社で面接が合格して、トライアル雇用になりました。私自身の全ての力を持って、会社とその方の支援にあたらせていただきました。そして3ヶ月後正規雇用となりました。

私自身、大事なことをその方から教わりました。諦めずにいれば必ず道は開けると。支援者としてその方の喜びを一緒に味わえることができました。その頃を想いかえすと、今でも改めて自分自身に問い返します・・・。我々は誰のために、何のために支援をするのかと。