名もなき支援者の連絡ノート

我々を支えてくださる皆様へ

大谷田就労支援センターの支援の考え方や普段の様子を載せていきます!

2012年04月26日 新しい風

先日はお忙しいところを「さくら祭り」にお見えいただきありがとうございました。

今年度、センターには12名の方が新しく入所されました。まだ入って1ヶ月も経っていませんので、皆さんそれぞれ新しい仕事や新しい仲間との関わりに戸惑いながら過ごされています。

新しい方が入られたことで、センター全体にも更に活気が出てきました。新しい方に仕事を教えたり、以前の施設で会ったことがあって仲良くなったり、皆さん少しずつ交流を始めています。

先日、ある方から、「センターの支援員は自分の話を聞いてくれて、きちんと説明してくれるからいい。」とのお話をいただきました。ご本人からやりたいことについてのお話しがあったのですが、安全面や体力面を考慮し、○○ができるようになったら又相談しましょうとお伝えしました。なぜそういう発言をされたかというと、以前、別の施設で相談した時に、話半分でたらい回しにされたことがあったそうです。

私としては、メンバーの皆さんの考えや疑問・要望に対して、できるだけ応えていきたい想いがあります。しかし、皆さんに仕事をしていただく上で、仕事への集中力や安全面に対して配慮していくことが前提にありますので、どうしても皆さんの要望に添えない時もあります。そのことも、理由や考え方を含めて説明をさせていただいています。やはりできないことや制限せざるを得ないことも、頭ごなしに否定されることは嫌ですし、納得のいく理由や説明が欲しいですよね。

新しく入られた大半の方は、意見や要望も言っていいのか迷いながら日々過ごされています。特に最初の頃は、できるだけ話をする時間を作ってご本人の悩みや不安を解消できるようにしていきたいと思います。

新しく入られた方々とお話しをさせていただいていますと、我々も新鮮な気持ちで仕事に取り組むことができます。ご本人たちとしては大変なことも多いですが、一つひとつのご要望や意見に耳を傾けながら一緒に仕事を覚えていきたいと考えています。

2012年04月16日 桜まつり

4月8日の日曜日に、地域の大谷田上自治会さんと共催で、「ふれあい桜まつり」をセンターの中庭で開催しました。昨年は震災の影響で中止しましたので、2年ぶりの開催になります。

満開の桜並木当日は桜も満開で、天気も晴天に恵まれました。祭りでは、模擬店、バザー、餅つき、車いす体験、足立東高校和太鼓クラブの演奏やゲーム等が行われ、多くの方々にご来場いただきました。

センターとして、今年の祭りから新しい取り組みを行いました。これまでは、センターと上自治会さんで別々の模擬店やバザーを行っていましたが、今年は上自治会さんの模擬店や餅つきに利用者の方々も参加させていただきました。

これまでは、準備段階等で職員は地域の方々と交流をもっていましたが、利用者の方々は直接何かを一緒に行うという交流は行えていませんでした。事前に上自治会さんにご相談をして、利用者の方々と一緒に行わせていただきたいとお願いしたところ、快くお受けしていただきました。当日は地域の方々と一緒になって餅を作ったり、地域の方々が作った焼きそばなどの販売をさせていただきました。またセンターが企画した車いす体験の催しに、上自治会さんの方々も多く参加していただき、車いす介助を体験されながら、地域の桜を一緒に見に行きました。

利用者の方々が地域の皆さんと一緒に何かを行ったり、交流をしていくことで、自らの役割を持つ喜びや関わっていくことの楽しさを持ちながら、地域の皆様によって育てていただいて、本物の地域の一員となっていって欲しいと願っています。

大谷田上自治会の皆様には、祭りの企画段階から当たり前のように、センターのメンバーと一緒に祭りを行うことを快諾いただき、当日は皆様忙しい中にも関わらず、メンバーと一緒に楽しんでいただけたことに、この場をお借りして御礼申し上げます。また関係各所の皆様、ご家族の皆様にも多大なご協力をいただきまして誠にありがとうございました。

来年は、より一層交流を深められるよう、そして、より一層地域の皆様に貢献できるよう、更に成長した姿をお見せします。

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